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雲南少数民族の伝統芸能を用いた防疫活動

雲南少数民族の伝統芸能を用いた防疫活動の例です。

今回は主にタイ族の方々の防疫呼びかけの歌を紹介します。
ページには漢語訳もありますので、少数民族のことばがわからなくてもなんとなくの内容を把握できるかもしれません。

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雲南の田舎の新型コロナウィルス厳戒態勢

雲南の田舎の新型コロナウィルス厳戒態勢
(2020年2月29日記す)

先日厳戒態勢の中国から帰国しました。
私が3か月強訪問していたのは雲南省西部の田舎でした。雲南省は日本の本州くらいの面積で、私が滞在していた地域、州は行政区分で秋田県ほどの大きさ。現在までのところ、雲南省で新型コロナウィルス肺炎の患者数は170名強、発症者が最も多いのは省都昆明市でした。そして私が滞在していた地域では5名が発症して隔離されました。この5名は春節前に武漢から来た旅行者の家族でした(注)。出稼労働者の里帰りや濃厚接触者は数百名隔離されたという話ですが、幸い現地の人で発症した人はいませんでした。

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音がつむいだ「楽器」と「織機」と「コンピューター」の邂逅 その1

つい先日、京都西陣の天鵞絨美術館にて「伝統産業の日」にちなんで楽器演奏と民族誌映画織り音のアッサンブラージュ Sound Assemblage of Tai Weaving』の上映を行わせていただいた。長らくタイと中国での海外調査で腰を落ち着けて日本にいなかったため、今回は『織り音』プロジェクトを再始動させた日になった。

織り音』プロジェクトは、私が中国雲南省に暮らすタイ族の「音の織機」と出会った2006年以来10年以上をかけて「かたち」にしてきたものだ。
ここで何回かに分けて(気まぐれに)、少しこれまでの活動と、『織り音』プロジェクトを支える私のコンセプト、人類が発明した「楽器」と「織機」と「コンピューター」の対話の歴史について振り返ってみたい。

『寒川晶子ピアノコンサート~未知ににじむド音の色音(いろおと)』1
(2016年9月24日 ロームシアター京都『寒川晶子ピアノコンサート~未知ににじむド音の色音』の準備の様子)



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講演・上映・演奏「機織りと笛の音にのせて~中国雲南タイ族の音文化」

イベントのお知らせです。

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タイ族の織物には詩の響きが織り込まれている。その風合いは織り手たちの思い出を映し出す。かつて少女たちは織り音で,少年たちは笛の音で,お互いに恋する想いを表した。人々は音のなかに織り手と奏者の人となりを聴きなしていた。

日時 平成31年3月24日(日)
14時~16時(開場:13時30分,閉館:16時30分)
場所 天鵞絨美術館(上京区浄福寺通上立売上る大黒町689-3)

詳細はこちら
にしZINE https://nishizine.city.kyoto.lg.jp/event/event-1251/

天鵞絨美術館 https://velvet-museum.jimdo.com/

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