2019/03/28
つい先日、京都西陣の天鵞絨美術館にて「伝統産業の日」にちなんで楽器演奏と
民族誌映画『
織り音のアッサンブラージュ Sound Assemblage of Tai Weaving』の上映を行わせていただいた。長らくタイと中国での海外調査で腰を落ち着けて日本にいなかったため、今回は『
織り音』プロジェクトを再始動させた日になった。
『
織り音』プロジェクトは、私が中国雲南省に暮らす
タイ族の「音の織機」と出会った2006年以来10年以上をかけて「かたち」にしてきたものだ。
ここで何回かに分けて(気まぐれに)、少しこれまでの活動と、『
織り音』プロジェクトを支える私のコンセプト、人類が発明した「楽器」と「織機」と「コンピューター」の対話の歴史について振り返ってみたい。

(2016年9月24日 ロームシアター京都『寒川晶子ピアノコンサート~未知ににじむド音の色音』の準備の様子)