中国雲南、タイ、ラオス、ビルマの人、生活、そして音楽。 ひょうたん笛(葫芦絲)演奏者が綴る「おと」、「ことば」  
お知らせ
 
 ☆ 国立民族学博物館にてマルチメディア番組『徳宏タイ族のうた』公開中
    (2010年6月より みんぱくビデオテーク)

 ☆ 「これまでのライブ履歴」

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タイ族機織 ①

僕が住んでいた村々では変わった趣向をこらした藍染があります。
今回は機織についてご紹介します。

タイ族の人びとの生活のなかには、「架ける」というメタファーが多用されています。
紋様のを織ること、家を建てること、橋を架けること、そして「ことば」を架けること、つまり「うた」をつくることです。

これまで何度か紹介しましたが、この地域のタイ族は紋様を織ったを藍で染め、そので服を仕立てます。
変わった趣向というのは、藍染の服を洗うたびに紋様が浮かび上がってみてるようになります。

平織りのをマン・ダーンと呼び、紋様が織り込まれたを「マンガイ」と呼びます。藍染されるのはこの「マンガイ」です。
確認しているだけで約20種類あり、山を隔てた盆地によって異なる紋様もあります。用途によってマンガイは使い分けられていました。

残念なことに、この布は現在では織られることはなくなり、2008年から2009年ごろ、ある知人が興味をもったことと、僕自身の興味本位からマンガイを習うことにしました。

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上座仏教儀礼-寺院新築と仏像寄進・開眼の儀礼です。

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願掛けとして村人たちが着用していた服を掛けて仏に捧げます。かつての寺院は木造だったので梁に掛けてそのままにしていました。古い寺院は少なくなってしまいましたが、かなり古い服を見ることもできました。

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色とかおりの世界

去年12月の朝の市場の活気。

市場は、刺戟に満ちている。

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色とかおりが迫ってくる世界。気にかければ、触って物を確かめる。
喚起される味と食感。
僕は市場に立って目の前に広がる現実を包み込むような、特別な雰囲気に圧倒される。

この溢れんばかりの感覚の荒波を生む現実のなかで感じられる非現実感。
きっと、行き交う人びとの脳裏に生まれては消える料理のアイディア、つくること、たべることの手際、お金の計算…。

そんな人びとのイメージと感性の渦、カオスに巻き込まれている、非現実感がある。
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親友の結婚式

去年、春節の話。

僕が10年以上お世話になってきた村の親友が結婚した。
ついに残った独身は僕一人。

僕はこの齢で結婚していないので、「マオ・タオ」(老け少年)と呼ばれてしまう…。
友人の中でも最後のマオ・タオになってしまった。

彼もなんやかんやでようやく新婦を迎えて盛大な結婚式をひらいた。
若くして村長をしてきたので人望があり、その人望と将来を考えてご両親はかなりの出費を覚悟した。

その規模は、巨大な豚6頭分。プラス、鶏数十羽、魚百匹以上。さらに、新婦の家でつかう肉を半分肩代わり。
銀の腕輪を3つ。そして女性に支払う結納が2万元などなど。

普通の農村で、これだけの結婚式は相当な負担がかかる。しかし、面子を重んじ、知人知り合いを呼ぶことを大切にするため、どうしても規模が大きくなる。

結婚式は2日だが、その前後に数日、通して1週間くらいは宴会が続くだろうか。
食事に来る人数は千人くらいいるんじゃないだろうか。

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お米と人と動物、そして神や精霊

新米の季節ですね。

日本では古くから五穀の収穫を祝う風習があった。宮中行事である新嘗祭(にいなめさい)もその延長にあったといわれている。毎年収穫後一ヶ月間の忌籠りの時期があり、ようやく11月の卯の日になって、はじめて新稲の消費がおこなわれる。そこでは天皇が天津神(あまつかみ)と国津神(くにつかみ)に新稲を捧げ、また自らも初物を食す。新稲は神の加護がこめられた聖なるものとされ、天皇だけが最初に口にすることができた。それは、非日常的な存在であり、日常をこえた力をもつ天皇だけに許された特権であり、逆に、天皇に課せられた危険な義務でもあった。

世界のあちこちには、危険をひきうけながら、王が最初に初物を食べることで非日常的な力を手に入れるという信仰がある。

なんとも神聖で尊い行為だろう。一小市民の僕は、そんな神々しい場面に居合わせることは永遠にないだろう。そこで、地域が違うと初物を口にする習慣にはどんな違いがあるか、タイ族の習慣を比較してみよう。

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夜の散歩 においの夜景

夜11時頃、僕はものを書く手をとめ、気分転換に住宅地のなかへ散歩に出かける。
近くには大きな神社と池を中心に閑静な住宅地が広がっている。
街灯のある道路をわたり、暗く静まりかえった道を奥へ歩き始める。

 
 
 
 
 
 
 
 

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