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雲南少数民族の伝統芸能を用いた防疫活動

雲南少数民族の伝統芸能を用いた防疫活動の例です。

今回は主にタイ族の方々の防疫呼びかけの歌を紹介します。
ページには漢語訳もありますので、少数民族のことばがわからなくてもなんとなくの内容を把握できるかもしれません。

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雲南の田舎の新型コロナウィルス厳戒態勢

雲南の田舎の新型コロナウィルス厳戒態勢
(2020年2月29日記す)

先日厳戒態勢の中国から帰国しました。
私が3か月強訪問していたのは雲南省西部の田舎でした。雲南省は日本の本州くらいの面積で、私が滞在していた地域、州は行政区分で秋田県ほどの大きさ。現在までのところ、雲南省で新型コロナウィルス肺炎の患者数は170名強、発症者が最も多いのは省都昆明市でした。そして私が滞在していた地域では5名が発症して隔離されました。この5名は春節前に武漢から来た旅行者の家族でした(注)。出稼労働者の里帰りや濃厚接触者は数百名隔離されたという話ですが、幸い現地の人で発症した人はいませんでした。

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Sad Melody ――悲しき歌 『雲南民族文化伝習館』のゆくえ

先日、11月28日から12月2日まで、昆明市の昆明劇院と源生坊にて、雲南少数民族の伝統芸能に関するパフォーマンス「第二届源生乡村音乐歌舞艺术节」と、伝承活動の成果発表、そして様々な討論会が行われました。
この機に、以前オーナーの劉暁津さんが書いた記事を日本語に翻訳したものを紹介いたします。

芸術祭の写真はこちら:源生坊の活動

劉暁津 著 ドキュメンタリー作家、『源生坊』オーナー(筆者の許可を得て翻訳:伊藤悟)
中国:2002年12月号『芸術世界』総第151期、pp.66-69.


関連記事:本当の戦士-ある音楽家の闘いと死

Sad Melody ――悲しき歌 『雲南民族文化伝習館』のゆくえ

1994年1月18日、中央楽団・国家一級資格をもつ作曲家、田豊は、チベット水利工事兵部隊のある部門から10万人民元の寄贈を受け、昆明から40キロほど離れた安寧県内に『雲南民族文化伝習館』を設立した。伝習館の教師や生徒は、田豊が雲南の辺境各地から呼び集めた農民たちであった。教師は当地では威信ある民間の芸能保持者で、生徒たちはその教師と民族、故郷を同じくする16-20歳の若者であった。教師は生徒に口頭で雲南各地の民族の伝統芸能を伝承していった。食事に寝床、すべての費用は伝習館が負担し、さらに、師弟にはわずかながらではあるが小遣いも与えられた。伝習館の経済基盤は田豊による資金調達に全面的に依拠していた。


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久々の帰郷 (1)

久々の帰郷

1年8ヶ月ぶりの雲南。今回は挨拶だけの2週間だった。そして毎日のように酒を飲む。


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徳宏州のある村にて。
ちょうどカオ・ワー(雨安居入り)だった。

儀礼では仏像の近くにホールーと呼ばれる知識人が座り、在家者を先導して誦経文を唱えたり、経典を読み聴かせる。
この村には1人の90歳になる老人を筆頭に、60~70代のホールが4人いた、はずだった。

一人みあたらない。ひとなつっこい笑顔のモーカムおじいさんがいない・・・。

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