中国雲南、タイ、ラオス、ビルマの人、生活、そして音楽。 ひょうたん笛(葫芦絲)演奏者が綴る「おと」、「ことば」  
お知らせ
 
 ☆ 国立民族学博物館にてマルチメディア番組『徳宏タイ族のうた』公開中
    (2010年6月より みんぱくビデオテーク)

 ☆ 「これまでのライブ履歴」

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旅の記録 5 昆明


おととい昆明についた。
親友とこのまえ山形映画祭に呼ばれた友人が出迎えてくれた。

昆明について僕の第一声は
「ごはんたべた? どこいく? 今日はシャオホーがおごってくれるって」

ついて早々、おごりの夕食の話かと笑われた。
彼らもここ一ヶ月ずっといろんな知人が来たり帰ったりで毎晩のようにだれかのおごりで夕食を食べて酒を飲んで生活していたとか。
というわけで、その夜ももう一人の親友のおごりとなった。

やっぱりタイ族料理。最近は昆明のいたるところにタイ族料理屋ができている。この夜は10人もの友人が来てくれた。といってもみんなただ飯狙いかな。タイ族の自家製白酒をぐっと飲み、「かぁー!!」と歓喜を表現。
日本での生活に比べると天と地のひっくり返ったようなにぎやかさだ。日本では一人で食事することが多くてなんだかさびしい生活だったけど、こっちにくるとかならず誰かが食事に呼んでくれたり、何人かで食事をする。
なにはともあれ、みんなが来てくれたのでちょっと感動してしまった。

その晩はいつものごとく親友の家に泊まる。彼はようやくいい彼女を見つけて彼女の部屋に移ったので、この部屋は使っていない。自由にさせてもらっている。

そして昨日、僕の二人の恩師、ひょうたん笛の師匠と民族音楽の先生に会った。
ひょうたん笛の師匠、エンダーチュエン先生は去年はアメリカに1ヶ月、タイに2週間、ツアーを行っていた。ずいぶん前と比べて健康にも気を使うようになりやせた。

再婚した奥さんとのあいだに6ヶ月になる男の子もいる。
今年の10月には政府の助成で「国際フルス・バウ演奏会」というものを主催するらしい。

民族音楽の先生も70近くながら精力的に学生を連れてフィールドワークにいったり、海外の会議に参加したり、忙しくしている。退職してから国がようやく先生の仕事に気がつき、いまになって国が先生に資金投資をしてもあまりにも遅すぎた。ともあれ、ふたたび教鞭をとり、院生の指導に当たれるのでうれしいようだ。「最近の若者は苦労を知らん。1週間のフィールドワークすらできんし、礼儀がない」と学生をしかりながらも、親身になって指導している。いつまでも元気でいてほしい。

中国は人が多いし、つばやらごみが散乱して汚いし、ほこりっぽいし、食事は油っぽいし、なれない人は慣れない。苦手な人は苦手なんだろうな。でも、直接的で、単純なところもあり、わかりやすくて僕はここが好きだ。

昆明は、日本より暖かく、タイより涼しく、陽気で心地よい風が吹いています。なんだか時間が流れるのがゆっくりで、物売りの大声、市場の活気、おばちゃんたちのタンを吐く音も、なんだか心地いい子守唄のように聴こえます。
 
 
 
 
 
 
 
 

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