中国雲南、タイ、ラオス、ビルマの人、生活、そして音楽。 ひょうたん笛(葫芦絲)演奏者が綴る「おと」、「ことば」  
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 ☆ 「これまでのライブ履歴」

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観光の芸能と生活の芸能

雲南省に旅行に行ったことのある方なら、おそらく大理や麗江の名前をご存知かとおもう。そのなかで、音楽や芸能に興味を持っていれば、「洞経音楽」や「納西古楽」を現地で聴いたかもしれない。

洞経音楽は、道教、儒教、仏教の儀礼音楽や漢族の宮廷音楽が長い歴史を経て融合したグループ編成の器楽で、もともとは宗教儀礼において演奏されていたもの。雲南省や四川省の漢族のみならず、白族(ぺー)や納西族(ナシ)といった少数民族も演奏している。

ところで、今日はナシ族の「納西古楽」についてちょっとまじめに考えてみた。伝統は創られるというのがすでに定説になっているが、はたして僕らは何を「伝統」として、どのように受け止めればよいのだろうか。

「納西古楽」は古い音楽か、といえば、そうともいえない。「納西古楽」は80年代後半から麗江でナシ族の宣科さんが中心となってもともと儀礼や教養として演奏されていた洞経音楽を観光客向けに演奏し始めた。それからしばらくして観光客に説明しているうちに生まれた名称だった。
 宣科さんとても流暢な英語を話し、博識で機転の利くトークは観光客の注意をひきつけた。以前は本当に高齢の老人ばかりが演奏していたので、宣科さんの話が長いときや、自分の演奏の出番がないと居眠りしている老人もいた。宣科さんはそんなほのぼのとした演奏会を笑いを交えて紹介した。多くの外国人が宣科さんの家を訪ねて話を伺ったりしただろう。98年に初めて訪ねた僕もその一人だった。
 
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