中国雲南、タイ、ラオス、ビルマの人、生活、そして音楽。 ひょうたん笛(葫芦絲)演奏者が綴る「おと」、「ことば」  
リサイクル ①


今日は前回紹介できなかった水牛の排泄物の話をしよう。

僕が滞在していたタイ族の村落では、少し前まではどの家も水牛を飼っていた。
用途はもちろん、水田耕作のため。

近年では、水牛の世話が大変だというので、経済的に少し裕福になるとハンドトラクターを購入して牛の代わりにする。

近代化の波は少しずつ訪れる。

以前の村を散歩すれば、どの家の囲いの壁にも水牛の糞と稲わらを捏ねてつくった燃料が貼り付けられ、天日で乾燥する光景を眼にできた。


IMG_1987.jpg
燃料としての水牛のうん○の話は、前回ちょっと書いた。

若い男女の出会いの作業でもある。水牛のうん○を通じて恋が始まるくさい仲。

その水牛のうん○だが、どこからもってくるのか?
牛小屋から? いえいえ。

道端に落ちているものを拾ってきます。

田畑を耕しているときは水牛のうん○は貴重な肥料となります。

その耕作に忙しい季節以外、田畑で働く必要がない牛たちは、子供や老人につれられて朝から放牧される。
そのため、雨季を除いて家で排泄することはあまりない。

当然のことながら、移動中にぷりっと落としていく。


そして、道端に落ちた水牛のうん○は、実は見つけたもん勝ちである。


道端に水牛のうん○を見つけたとしよう。
近くに落ちている適当な枝をとって、うん○に差し立てる。


IMG_5202 牛糞

こんなふうに。

これで他の人は持っていくことはない。
あとで竹で編んだ籠を担いで自分がマーキングしたうん○を拾いにくる。
他の牛に踏み潰されなければ残っているでしょう。


さて、さて

うん○を拾うという習慣だが、じつは「なぜうん○を拾わなければいけないのか」という物語がある。


・・・

昔々、恋人がなかなか見つからない男と、結婚相手がみつからない女がいた。
二人とも年を重ねるばかりで相手が見つからなかった。

女のほうは、やがてこの男のことが好きになって結婚したいと積極的にアピールした。
しかし、男は興味がなく、断り続けた。それでも女があまりにもしつこいので一つ条件を出した。

「じゃぁ、僕とかけっこしよう。君が僕に追いついたら僕は君と結婚しよう。
ただし、水牛のうん○君も僕に追いつかないといけないよ。

そうです。実はその昔、水牛のうん○君は、地上に落とされると自分で歩いて肥溜めまで移動したというのです。

さぁ、かけっこが始まりました。女はとても足が速く、すぐに男に追いつきます。
ですが、うん○君は亀のように遅い。痺れを切らした女はうん○くんを籠に入れて走り始めました。

女はうん○を担いで見事男を捕まえました。

そうして、二人は結婚して暮らしましたとさ。。

ちなみに、うん○君は
「これは楽でいい、これからは自分で歩くのはやめよう。」
といって歩くことをやめてしまったのでした。

おわり。

・・・

②へつづく。


コメント
今日は厚かましく押しかけてすみませんでした。
本当に感動致しました。(^O^)/
今まで聞いた事のない音で、心に染みわたりました。
シンプルでいて重厚で、まろやか。
黙っていられずブラボーと吠えてしまいました。
CD購入希望です。また連絡致しますのでよろしくお願いします。<(_ _)>
「星ママの旅☆」に写真載せてますので、見て下さいませ。
 
 
2010/06/20(日) 20:59 | URL | 星ママ #uXdbenn2[ 編集]
みなさんが演奏を楽しんでいただけて、僕らも演奏のしがいがありました。これからも、たまに演奏したり、しますので、よろしくお願いいたします。
 
 
2010/06/22(火) 11:43 | URL | サトル #-[ 編集]
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