中国雲南、タイ、ラオス、ビルマの人、生活、そして音楽。 ひょうたん笛(葫芦絲)演奏者が綴る「おと」、「ことば」  
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やはり、旅に出たときの一番の楽しみは食べ物でしょう。

雲南省や東南アジアの男たちは昼まっから酒を飲んだりしていますが、結婚式や祭りや重要な儀礼ではここでもかとがんばります。

得意技は動物を絞めることです。

鳥に始まり、豚、牛、そのほか動物と呼ばれるものは男が解体します。


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動物の占め方にはいろいろあります。

たとえば、鳥は刃物でスパッと首に切り口を入れるやり方が一番ポピュラーです。もうひとつは首をへし折ってしまうやりかた。ほかにも結構残酷な絞め方があります。

牛は儀礼のささげものなどで用いられるのでそのしめかたも様々な手続きを踏みます。一般的に結婚式や祭りでは牛肉はほとんどしめません。

やはり、ごちそうといえば豚になります。

今回は、友人の姉夫婦の新居祝いで朝から豚料理の準備です。
村落ではもちろん貧富の差というのは多少なりともあるので、村では各家で儀礼や結婚式などを執り行う場合、かならず村が決めた料理の数を守らねばなりません。

貧しい家でも準備できる数、豊かな家では決して富を誇示しないために。

今回準備された料理はおよそ12品。
さまざまな豚料理がでてきました。


タイ族の人々はいちおう仏教徒なのですが、最近のおじさんがたは仏教の教えなんて気にしません。
豚を狩のように槍を投げつけてころしてしまいます。
みなさん、ちょっと遊んでしまいます。

さて、豚を絞めたあとは、豚の血もきちんと残さずいただきます。

新鮮な豚肉は生で食べてもおいしく召し上がれるのです。
もちろん、病原菌が多いのは確かでしょうが…。

一匹は豚を解体してそれぞれ炭火焼にします。
もう一匹は丸焼きにします。

男たちにとって炭火焼の楽しみはなんといってもおいしい部分を先に食べてしまうことです。
酒を飲みながら一番油の乗ったお肉を食べてしまいます。
また、ぶたの肝油を酒に混ぜて飲みます。苦いのですが、男たちはこれを通過儀礼のようにして食べます。この苦さを克服しなければ男ではないのです。

仕上がったお肉は再び女性の手に渡り、調理されて食卓に上ります。

結局、男はいつもいいところを持っていってしまうのでした。

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友人の家に帰ると豚の鳴き声がしないので豚の寝床を見てみると、2匹ともいませんでした…。

ついに食べられてしまったのです。

4,5年苦労して育てた豚も村のみんなの胃袋に消えていったのでした。


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