中国雲南、タイ、ラオス、ビルマの人、生活、そして音楽。 ひょうたん笛(葫芦絲)演奏者が綴る「おと」、「ことば」  
旅の記録 2 チェンマイ 中国から来たタイ族


昨晩、グループのリーダーでもあるタイ人の友人の家に泊まった。夜7時から0時近くまで練習していたのですぐ眠りについた。彼の家は新築でチェンマイの郊外にある。周りには水田や熱帯の木々が生い茂る自然が豊かな土地だった。
寝る前に窓を開けると匂いが流れ込み、虫の音が聞こえてくる。

昨日は一日とても楽しかった。
昼にビルマからきたタイ族(タイヤイ)の人と会った。彼は7年前にビルマより逃げてきた。今はタイ族の伝統芸能を北部タイで教えている。そして失われたタイ族の伝統を記録している。僕も雲南でいろんなタイ族の芸能を記録していたので彼とはすぐに仲がよくなった。

最近、彼はタイ北部に住むタイヤイのひょうたん笛を見つけた。僕もずっと探していたが、結局演奏できる人は見つかっても楽器を作れる人がいなかった。でも、彼はある農村でたった一人、最後の老人を見つけた。
その老人に一生懸命勧めて技術をほかの人に伝承しようとしている。今度時間があれば一緒に農村にいって色々話をしたい。

ちょうど話をしていると、若い男の子と女の子が来た。
女の子は雲南のグンマーというところから来たタイ族だった。
雲南のタイ族なまりの柔らかくて可愛い中国語もしゃべれた。
3年位前、たった一人でチェンマイまできたという。家族や兄弟姉妹とは一緒ではないといっていた。
ビルマとの戦争のこともあるから、それ以上聞くのはやめた。家が恋しいといっていた。

夕方はチェンマイに唯一のタイ族料理屋に連れて行ってもらった。
「マウ・ロン」というお店。意味は大きなタイ族(タイマオ)。
マオとは中国のルイリー一帯の地域を指し、そこに住むタイ族のこともタイマオと呼んでいる。

僕もびっくりしてそこの店主2人と話した。一人はヤングンの大学で学んだことがある50歳くらいの人で、タイ族語はもちろん、ビルマ語、タイ語、中国語、インド語、英語、そして日本語もしゃべれる! かなり上手い。
話をしていると、親戚が僕がよく行く雲南の村にいるといった。ひょっとして、と思った。僕の雲南のタイ族の友人が親戚がタイに行ったと聞いていたのだ。里帰りの時期も同じだし、多分そうだろうということになった。
そして、ぼくの笛の先生とも知り合いだった!

彼らの店には僕の先生が作ったひょうたん笛がおいてあった。そして中国チックなひょうたん笛のCDをかけてくれた。

料理もおいしかった。雲なんで食べるタイ族料理と同じだった。

最後に僕も笛を吹いた。
ルイリーのタイ族が昔吹いていた曲、歌っていた曲。
「故郷を思い出すよ。」
と二人ともちょっと切なそうだった。



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