中国雲南、タイ、ラオス、ビルマの人、生活、そして音楽。 ひょうたん笛(葫芦絲)演奏者が綴る「おと」、「ことば」  
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ライオンダック -天秤の分銅

ビルマ、中国国境地域、タイ北部、ラオス北部といった地域で、かつて日常的に用いられていたという銅製の分銅、「ライオンダック」。

Lionduck001.jpg


海外のWebサイトや本ではよくオプィウム・ウェイトとして紹介されています。
数年前はよくアヘンの重さを量るのに使われていた。
しかし、実際には野菜や薬草など、日常的に売買される品物についても用いられていた。

Earth to Heaven: The Royal Animal-Shaped Weights of Burma Earth to Heaven: The Royal Animal-Shaped Weights of Burma
Donald Gear、Joan Gear 他 (2003/02)
Silkworm Books

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今回、念願かなってビルマのチェントゥンでこの分銅を使っているところをはじめてみました。

数年前までは野菜うりのおばあちゃんたちも使っていたようですが、最近では漢方など薬草売りのお店数件でしか使っていなかった。
なんでも、代々使ってきたからこれは売らないとか。

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大小さまざまなライオンダックを使って商品の重さを量ります。


中国の国境地域などでは漢族文化の影響をうけて、「天秤」が用いられなくなった。
そもそも、このライオンダックが使われるのは「天秤」を使用したときである。
ビルマから西は天秤の国である。
中華系の商売人もここでは天秤で物を売る。

不正がないように、市場の一角には取り締まり?の役人の事務所に大きな天秤が置いてある。

経済活動が欧米化、数字世界の紙幣経済にかわると商売人の人々の重量感覚も変化する。
やがてこの天秤文化も、タイのように、欧米文化のように数字で計る計量器に変わっていくのかもしれない。

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さすがに、アンティークとしてライオンダックは売られているのだが、人気アンティークのため値段はタイでかうのとさほど変わらない。
偽物も多い。

知人の話では、なんでも、ビルマは周辺に行けば行くほど経済活動が盛んで豊かであるという。

こうした鳥や伝説の生き物をかたどった分銅を使っていた頃の世界。
まるでおとぎ話の世界のような、夢の世界に感じられる。

不思議な分銅。


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