中国雲南、タイ、ラオス、ビルマの人、生活、そして音楽。 ひょうたん笛(葫芦絲)演奏者が綴る「おと」、「ことば」  
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いつもお世話になっている徳昴族の先生の家にあそびにいくと、必ず盛りが始まる。

かつて徳昴族(パラウン)の人々は低地に住むタイ族から
「くさい人々」
と呼ばれていた。

そのわけは、徳昴の人々は保存食として作る発酵食品をよく食べていたからだという。

もちろん、低地に住むタイ族の食品の中にもさまざまな発酵食品がある。
様々なお酢やスープの固形の素がその代表だ。

しかし、徳昴の人々はお茶を発酵させた食べ物や、魚を発酵させたものをよく食べる。

タイやラオスにいっていた僕からするとそんなにくさいとは思わないのだが。もっと他にも発酵食品があるのだろう。

パラウンの人々はモンクメール系の民族で、かつて雲南に多く居住していた。伝承では低地に住み、やがてタイ族によって山に追いやられたとも言われている。

様々な戦いを経てきた勇敢な戦士として、パラウンの人々は誇りを持っている。
いまは平和になったが、隣のビルマでは迫害を受け、タイや中国に逃げてくる人も多い。

先生の家族がよく僕に言う。
夢がある。
それはクメール族の王国カンボジアに行くことだ。
カンボジアはモンクメール系の王国だと、信じているようだ。

僕の彼女がカンボジアで食の研究をしていることを知ると、
彼らは目を輝かせて、ますますカンボジアに興味を持つ。
「すごいくさい料理があるよ(プロホック)」というと、
「そうだよ!クメール系はみんなくさいものたべるんだよ!」
と興奮した様子。

ますますカンボジアに行きたくなったようだ。


このまえ、ビルマのチェントゥンでタイ族(タイクン)の村に行った。
そこの若者の家で盛りに加わったとき、食べ物の話をしていた。
タイにも出稼ぎに行っていた数人の若者が、魚の発酵食品「バーラー」について、「くさくて食べれない」といっていた。

チェントゥンの市場にも普通に売られているのだが、ここのタイ族の人々はそれほど料理に使わないのだろうか。

北部タイは中国のタイ族地域に比べて発酵食品をよく使う。
でもそれはきっと中央タイや南タイの影響だと思う。

もしかしたら、北タイではかつてはナムプラーすら使わなかったと思う。
どうなのだろう。

いまではタイ料理の基本、ナムプラーはビルマをへて中国のタイ族地域にも輸出されている。でも、家庭で使っているところは見たことないが。

日本の納豆は、雲南人やタイ人からいわせると「くさすぎる」らしい。
こちらの納豆は粘りも少ないし、匂いもきつくない。

でも食べ方は様々で、調味料として使われたり、唐辛子やにんにく、パクチーやら刻んだ野菜を混ぜて食べる。これまたおいしい。

くさい料理は、人それぞれだけど、料理に一味、一臭い加える。
食感も微妙な「やわらかさ」が気持ち悪いと感じるか、やわらかいと感じるか。

香ばしい料理が多いなか、ちょっとひいてしまうようなくさい臭いは、「五感で食事をする」ことをますます強調し、その他の感覚を刺激して、食卓に彩を加えるのだと思う。

コメント
パラウン族では魚の発酵食品はなんと呼ばれているの?

「プロホック」と食べ比べてみたいなぁ。。。そうそう、カンボジアでも「トゥック・トライ」(タイ語でいうと「なむ・ぷらー」)は村ではほとんど使われていないんだよね。
 
 
2007/06/03(日) 14:52 | URL | タマリンド #-[ 編集]
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